科学技術の進歩と創りたい未来社会、住みたい10年後100年後1000年後の日本社会・国際社会・地球生態系を、共に考え、人間的に、科学 的に、政治的に、多様に進化させてゆく方法を模索していきたい。

2014年8月8日金曜日

エボラ出血熱感染拡大でWHO 8月8日, 90日間の緊急事態宣言

(越国境)感染拡大を絶対阻止するために、国際協調と対応が必須。 世界が助ける必要がある。
WHO: Ebola 'an international emergency'
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-28702356

WHO  http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs103/en/

1.国際的な一般的渡航・貿易禁止は、しない。
2.各国政府は、出入国審査で、可能性のある患者を調べる。
3.リスクと最新情報を刻時発表し伝える。
4.医療班への効果的リスク管理

症状; http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-26835233 なぜ、危険か
http://www.bbc.co.uk/news/health-28689949
1。だるさ、筋肉痛、頭痛、喉痛、高熱。
2。吐く、下痢、肝臓、腎臓、中枢神経疾患。
3。内臓、体表からの出血。致死率;90%可、今55%

感染; https://ja.wikipedia.org/wiki/エボラ出血熱 
https://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_disease
潜伏期間;2日―3週間。精液感染の場合、2ヶ月の報告も
感染経路;体液、接触。空気感染はしない。
包括的かつ科学的根拠に基づいて対応する必要。

治療法;
ワクチンは未だ無い。衛生管理、隔離施設と、脱水した患者が生き延びるのに十分な量の血液と水で、回復しうる。

エボラ薬「数カ月先から1年」 実用化で米CDC所長証言
http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014080801001325.html
http://wired.jp/2014/08/06/bio-high-tech-treatment-for-ebola/
http://www.akb48matomemory.com/archives/1007297259.html 開発・臨床試験中


罹患し回復した人からの血清が、いま、米国人2人医者と支援者に、史上初、厳重隔離した中で、試験的に使われている。が、安全性未確認、量が足りず一般的に使えない。

対応;
西アフリカの問題は、衛生状態、施設、適切な対応教育の徹底、等に不備。
自然感染源;Fruit batsと考えられている。チンパンジー、アンテロープ,これらが食べた果物 例マンゴーなど。

現場の様子 http://www.bbc.co.uk/news/in-pictures-28086185 
米CDC 内部と西アフリカ現地からのエボラとの戦い取材ビデオ 
http://edition.cnn.com/2014/08/08/health/ebola-outbreak/index.html
英国ロンドン王立病院 隔離治療施設 http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-28698061

中短期だけでなく、長期的にも、衛生・施設・政策・正確な情報・報道・国際協力体制・対応の早さ・病気についての知識・理解・教育の必要性。
https://www.youtube.com/watch?v=S_Kwt9zmXrI

この辺をたどっていけば、どんどん入っていける。
http://edition.cnn.com/2014/08/08/health/ebola-outbreak/index.html
http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs103/en/
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-28702356 WHO緊急事態宣言
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-26835233 なぜ、危険か
https://ja.wikipedia.org/wiki/エボラ出血熱
https://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_disease

Ebola Research 
http://www.niaid.nih.gov/topics/ebolamarburg/research/Pages/default.aspx
http://stm.sciencemag.org/content/5/199/199ra113
http://wired.jp/2014/08/06/bio-high-tech-treatment-for-ebola/
http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014080801001325.html
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3667758/

2011年5月29日日曜日

Disaster Management-Wiki を早急に作る必要  
畠田陽子
目的
1.今回の日本の経験は、非常に稀な複合長期大災害で、系統だった科学的情報の蓄積も非常に少ない。日本も含め世界の市民・社会に伝え、一人でも多く救われる情報網を発達させる。
2.全市民が、危機管理の基本をつかめ、その背景の科学をつかめ、危機・災害・防災に対する日常的科学的理解・行動を促す構造をつくる.
3.多様な災難から、命と健康を、情報と正しい理解で守る仕組みをつくるーオープンソースで全市民で育て上げてゆくベースを提供する.世界各国のサイトを共有し多様な災害経験と知恵を、随時つみあげてゆく受け皿をつくる。
4.信頼性:競走原理で世界ベストのサイトが見えやすく、緊急時に気付かれ、即使われ、役立てるようにつくる。過去の災難で実際多く使われたテスト済みのサイトは順位が付けられる。技術開発で新たに加えられたサイトは、次の災難時に利用されるよう、あれば避難訓練での使用後のRefもつけておく。避難訓練と実際は違うだろうが、少しでも役立つ。危機管理専門家や国際機関等、関係各界からも、批評をつける。
5.全市民参加型:全市民が学習し、より問題に能動的建設的に関与していけるように仕組みを組む。

方法
今回災害事故後、実際に出来上がったHPから役立つ使いやすいものへ,選択・編集・機能的Link拡大、実際世界中で一番利用されている良いものを作ってきた実績のある 危機管理専門家・グループ・専門国際機関・Webデザイナー等のコラボですすめる・助言をもらう。

具体的内容の提言
緊急時用:これは一刻も早く完成させ、テストしておくべき
1.Mobileがベスト。編集で容量軽く、Mobileに適するように。わかりやすく、検索しやすく、視覚的直感的。流れ図とStepByStep式で避難行動誘導する機能。例 http://m.fema.gov/ http://m.cdc.gov/ http://m.cdc.gov/menu.aspx?menuId=2&language=en
1.1.状況全体像の最新情報を確認できる・必要なら自動告知する、機能も、単純明快に入れる。
1.2.Mobileが緊急時パンクしないよう、緊急時対応バンド拡張自動化も組み込む。関東域地震にも備える-緊急時には、予備MobileSateliteDishを各所に分散させておく。電話通信会社のソフト開発も含め、協定でBandWidthを広げられるようにしておく。グーグルやアマゾンや研究機関などのような巨大容量ミラーサイトの協力も協定で。

2.特に重篤で急速に国境も越え拡散する伝染病対策には、
2.1.データベース共有し世界の最新の知見を元に、伝染病の可能性を最速に認知し、押さえ込み、拡散への閾値を越えさせない対応の決定をする、ことが必須。、
2.2.周辺諸国との正確・すばやい情報交換・初動対応・救援が最重要。初期発見のための市民からの情報も非常に重要。-書き込みSNSも。文化的習慣も考慮する必要。
2.3.これらのデータを下に、被害を最小限に抑える機能を形成するため、その時点で世界が持つ最高の科学技術の知見・方法で、全世界各界協力対応を促進するネットワークの形成が最速で必須。
2.4.市民に適切な対応を導く多言語で国際的、実況報告・対応・救援状況Mobile版で)、緊急時用国際BandWidth拡張協定を組んでおく。

災害後、時間的余裕ができてきたとき用、被災地以外用
3.Internet版で、より良い被災対応・被災理解・教育学習・周知のためのサイト・Webをデザインする。 
3.1.時々刻々変化する全状況把握(例:放射能汚染度市民測定結果も日本全土+近隣国の時空4D Mappingに統一できるよう、測定方法の世界標準化(そのため、中立の国際機関を通して、IAEA/WHO/FAO/GreenPeaceNGOなどから助言を得、地理・物理的環境と食物の関係が正しく理解される測定方法を開発し、決定する。日本だけでもすぐに標準化し国際へ発表し、4Dマップは公開していく)・市民でつくりあげる4Dマップのため、簡単で明確な測定方法を説明・データ書き込みサイト・自動4Dマップ化)
3.2.災害発生後の総合統計分析データ・最も確かな最新の科学的知見・地球環境予報シュミレーション(日本/国際のデータ一覧:病原発生地・放射能・天候・大気・海洋・地球活動・太陽活動・電磁波・その他、必要に応じて)など相互にLinkし、市民理解を促進
3.3.被災対策・短中長期的対応計画が一元的にまとめられ、全体が把握され、詳細も見れるように、構造化された情報。逐次報告されてゆく。
3.4.地域/国家/国際救助チームリスト・責任国際機関リスト等、使いやすくLink
3.5.情報の確かさは、RefRefの出所、投稿元の過去の実績・世界への影響力・利用のされ方等で、誰でも確認できるよう、必ずつけることを義務付ける。

平常時用:整えておくべき
4.全日本・全世界の過去の大災害・統計・分析・地球規模での予報・予想まで。
最新の国際科学的理解水準で全市民(子供から成人・高齢者まで、予備知識無しでも)に周知されるよう、わかりやすく、面白い、科学的論理的説明、仮説の説明。-災害の実例Video・仮想災害経験・仮想避難もできるようにする。できるだけリアルな経験から学ぶ。インターラクティブな統計グラフ・マルティメディアでインターラクティブな科学的・専門的、能動的に学べるサイトに。例などを出発点にhttp://www.fema.gov/ http://www.cdc.gov/ http://emergency.cdc.gov/
5.対応の現状(技術的、人的、施設・機関・国際情報、基金、制度)について理解し、必要に応じて責任部署に直接質問・提言できるSNSサイト(自治体・政府・各機関・個人・専門家その他)をわかりやすくつけ、応答討論が公開で見れ、展開を追える仕組みをつける。

Nuclear agency IAEA faces reform calls

Nature科学誌にIAEAの問題で一ヶ月前に投稿。
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Report this comment2011-04-29 02:42:53 PMPosted by: yohko hatada to Nature
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The IAEA requires political will and the sense of urgency in order to play the safety/security for nuclear atomic energy. The disaster is ongoing so the IAEA must change and act correctly now.

The world needs a standard for radiation measurement methods in order to know individual items of radiation for consumption (water, vegetables, meat fish etc) and for living (environmental radiation) and for setting up appropriate restrictions.
The radiation levels reported by the Japanese authorities are given at the low ranges. Greenpeace by contrast measures at locations that would give the highest ranges. Japanese citizen draw conclusions from these two. The inconsistency in measuring methods however makes it impossible to compare between various disasters and deliberate nuclear explosions in the history in the world.

The world needs an independent authority to check and enforce nuclear safety/security for people’s life/health and environment for now and future. In the past, the nuclear energy industry was closely linked to the development of nuclear weapons. During 50s and 60s there were frequent nuclear bomb experiments. During the cold war the west-east governments developed political power battle using nuclear bomb and life/health/environment were little concern for those power in the world. There was no obligation to report, rather there was strong interest to hide and trick. This is the culture in which the IAEA was established. The big nuclear energy corporations developed with nations' interests and with lobby groups (energy/plant industries) and corrupted relations with their governments. How can this kind of industry exist without knowing how the final decommissioning of Nuclear Power Plants should be done, what to do with the nuclear waste or how to protect human life and the environment in case of a disaster and contamination? Same as with oil companies, e.g. BP's recent legal battle with the plant operator companies about who should pay, the nuclear industry is primarily interested in making profit and will always attempt to cut corners in order to reduce cost and not take enough responsibility for safety. There seems not a "will" to openly discuss the reality of nuclear safety issues. This suggests that it is irresponsible to allow nuclear safety to be left entirely in the hands on the nuclear industry, simply because they have the most detailed knowledge of their power stations. Therefore a new independent body needs to be set up and provide oversight that nuclear safety is maintained, regardless of monetary cost, in order to protect and reduce damages to human health/life, economy, societal health and environment.

The damages and contamination due to the Fukushima nuclear reactor disaster are expanding in various ways. Much of the health damage will likely be realized later. We must act now to put serious sincere effort to stop any further risks on the people at the site. The current attempts at dealing with this disaster are so far not pro-active but delayed post report and management, even hopeful underestimation. We need the best international collaboration NOW to minimize the ongoing damage spread.


http://www.nature.com/news/2011/110427/full/472397a.html?WT.ec_id=NATURE-20110428

2010年9月22日水曜日

イギリス湖水地方写真集 第二弾 (Borrowdale, Great Langdale)


LakeDistrictNationalParkは、自然の息遣いや佇まいが刻々と変わり、その繊細さ、ダイナミックスさ、変化の多様さなどにおいて、となりのPeakDistrictNationlParkより格段に豊かで、かつ美しいでした。とても、私の簡単なカメラでは、山々の尾根の奥行きも、木漏れ日の光のはねる様子も、しっとりしたぬれるような白い霧雲も、怒り覆いかぶさってくるような豪雨を含んだ黒い雲も、表情を出し切れません。多くの詩人や画家が好んでこの地方に引越して来、そのまま永住してしまったのもよくわかります。

たたずんで、その場に吸い込まれて空気の一部になり、止まってしまった時間の一部になり、目玉を空中に漂わせて、周りの山々と一緒に時間を呼吸してみました。本当に、豊かな時間がながれていました。同じ地球上では地球規模の文明革命が起こっているのに、あそこには、200年前のWordsworthの生きて感じた同じ空気を吸っている人々の生き方、全く異なった時間が、ひた、ひた、と流れていました。美しい湖水地方を出た後、21世紀の現在に戻ってきたような錯覚を持ちました。本当に、美しい自然が、タイムマシンを形成しています。そして、あそこに住む人々の感性と自然の慈しみ方にも、深い畏敬の念を抱かざるを得ませんでした。自然が人々の感性を自然に育てたのだと感じます。

少し写真をとりましたが、本当は、もっともっと美しいのです。光量、色、空気、湿度、自然の風景の肌触りなど、とても、表現できません。

夏至の夕日をねらって、湖水地方でキャンプしました。
日没21時53分。日の出、4時26分で、真夜中も、かなり薄明るい夜空でした。近くの山に登り、バーベキューを食べながら、湖を望み夕焼け空を、長々と見つめていました。地図で見ると、湖水地方は、カムチャッカほどの緯度にあります。ものすごく高い。10時半くらいまでまだ夕焼けが見れ、
夜中1時でも、空はうす青く、真っ暗闇にはなりませんでした。北であることを実感。

キャンプ場は、連山の麓の谷、次の日、山を谷沿いに昇りました。湖水地方の中でも、Keswickという街の近辺のDerwentWater, BassanthwaitWater という二つの湖を囲む山々です。山の頂上まで、シダが育っています。そのため、山肌がとても、繊細でした。
次の日は、 BorrowdaleからGreatGable を目指し、また、同じテントに戻って、夕日を拝みながらバーベキューしました。

次の日は、Great Langdaleという、岩壁を持つ連山まわりをしました。

また、ここを訪れている人々の、多様なこの地方の楽しみ方にも、「なるほどねーー」と感じさせられます。撮る、調べる、自然の中で会話を楽しむ、飲む、食べる、艪で漕ぐ、泳ぐ、飛び込む、車で、バイクで、自転車で(これには、本当に、驚きます!ものすごい筋力!!!)、もくもく歩く、それもかなりのスピードで‘! 中には、女性で、自転車一台、テントを乗せて、体中真っ黒に日焼けして、湖水地方長期自転車旅行をしているという感じの、もくもくこいでるすごい人もいる。結構なお年寄り(すくなくとも、70代)で、健脚の人々がかなりいて、彼らは、総じてグループで、時には、夫婦で来ていて、健康に日焼けしていて、歩くスピードがとにかく、すごい。 夕日専門の観察者たちは、突然、日の入り前に、最高の眺めのスポットに現れ(対外は、一人で来て)、じーーっと、見つめている。そして、気がつくと、すーーと消えていなくなってる。 あるいは、夕焼け空が黄色いころ、大概は男性2人組みで、ボートとビールを担いで、湖にやってきて、一回りし、あがった後、ビールとバーベキューで、日の入りまで冗談したり、踊ったり、話し込んだりしている。 いい方法と、感心させられると、自分たちも、この次やろうか、ということになったり。。。。 

いろいろな表情を持つ連山、湖、そして自然の中に溶け込んで、いつくしんでいる人々の村が、一山超えるたびに、目の前に違った佇まいを見せてくれ、驚き、感嘆、期待の連続。とにかく、面白かった。

2010年8月26日木曜日

イギリス湖水地方(Keswick)の写真集 第一弾

Posted by Picasa


Keswick, Derwent Water, Borrwodale in Lake District (UK)
イギリス湖水地方あたりを歩いたときの写真50枚ほど、避暑にどうぞ。


William Wordsworth などの詩人が好んだ、しだに覆われたやさしい山肌と湖に囲まれた自然の美しさ。
さらに、歴史的に、イギリス人の感受性で美しさに愛おしさ・静寂・彩りをくわえられた。


最近、日本の屋久島を訪れたが、その野生的生命力の圧倒する美しさと、すばらしい対照。
生命の多様性、多層性。


まったく別の自然の美しさ。自然賛歌。

2010年8月1日日曜日

子供たちの無限の可能性を教育で社会の責任として開花させる

子供たちは宝。 子供たちの可能性を傷つけずに開花させるのは、私たちの責任。そして、次世代の未来社会を作る可能性を最大化させるのは、社会の責任。

少子化問題は、人間の数の問題が問われるが、質も考えたい。いじめや自殺、引きこもりが、起こっているが、無限の可能性に、気づき、開花させるのは、本人と家族と教育者と社会全体の責任であり、すばらしい義務である。

さらに、子供たち一人ひとりの問題とともに、現在の教育内容・教育環境を、社会全体の仕組みと制度の中で、暖かいものに、生きるすばらしさを作り出してゆくものにしてゆくことが必要であり、可能である。 

 

2つの、未来の教育の仕組み、制度、内容を示唆する話:教育に対する強い情熱と希望と方法論が、人間にたいする愛情とユーモアで語られ、示され、問いかけられている。 

 

Ken Robinson ケン・ロビンソン 

「現在の学校教育は創造性を殺してしまっている」 (日本語訳つき)

 

 子供たちと未来社会を豊かに進化させてゆく学校教育のあり方を問い、歴史の中における現在の教育・公教育の意味について考え、根本から問い直し、再創造する必要性を問い、行動を求めている。

 

子供たちを生かし、未来社会を創造し、自分たちを生かしてゆくために。。

 

 

Dave Eggers デイブ エッガー  ある学校で 日本語訳つき)

 

2008年のTED賞を受賞した、すばらしい思いやりのある地域の人々の、子供への1対1の学校教育の補助が、子供たちの創造性を引き出し、地域を活性化させ、学校教育の可能性を開花させた多くの実例を、自身の経験から、語ってくれた。

地球全体をこんな世界にするため、拡散させていこう。暖かい。。

2010年7月31日土曜日

ある地球人のLove Letter 

他の知的生命体とCommunicateできたら、どんなにすばらしいだろう。


知的生命体ではなくても、ちっぽけな生命が、進化しつつあるのを知ることができるとしたら、どんなにすばらしいだろう。私たちの仲間 - 生命を持つものとして。 。    。       。


どんな生命現象が可能なのだろう? 


どんな方法でCommunicateできるのだろう?


・ ・ ・  ・ ・・ ・     ・


われわれ地球人は、想像力が200%必要になる。


そして、Communicateするために、一挙にわれわれの創造力は全開される。


・・・・・・・・

実は、それほど遠くない将来、この想像力と創造力は、必要なのである。



宇宙の生命たちが、もう、そこで、私たちが天体望遠鏡で見つけ出すのを待っている。 137億年というものすごく永い宇宙の歴史の中では、数年・数十年とは、もう既に、「その時」。


地球の問題, もちろんわれわれにとっては、ちっぽけではないのだけれど、全力で、現代の科学技術の革命的進化を使い、革新させ、地球の生命と生態系を理解し、その進化を促進させ、宇宙文明の開化に向けて、一歩を踏み出すことは不可能ではない。私たちが、どう、その可能性を使うか、今日を使うか、に、かかっている、ともいえるのでは?


そうすれば、私たち自身の現実に与えられている10年100年200年1000年の一生の中で、他の生命体を見つめ始めることは、不可能ではない。語りかけはじめることは、不可能ではないかもしれない。 


どう、あなたが、あなたの人生を豊かに使うかに、生きるかに、


そして、あなたの子供が、どう、豊かに生きるかに、

かかっている。


*   *   *   *   *   *   


生命発見 ”可能”な各々の惑星から、”本当に発見されそう”な惑星を、どう絞込むかが、大切になってくる。




Dimitar Sasselov(2010年7月30日投稿記事)らが、わが銀河系の中のわが太陽系に近い3000光年くらいの範囲にある恒星系から、惑星を観測して報告している。恒星の明るさの定期的変化を測定することによって、惑星の恒星からの距離、惑星の大きさ、公転周期がわかる。その結果、生命発見 ”可能”な惑星がリストアップされてくる。 


そこから、さらに、”本当に発見されそう”な惑星を絞込むには、それら惑星の火山活動やプレートテクトニックス活動状況を地球物理学的に、惑星の大気を化学的に探索することが必要である。Garik Israelian *1 (宇宙物理学者)が下のVideoに説明している。いくら近いといっても、数千光年となると、ものすごい精密な観測が必要になる。そこで、超巨大地上望遠鏡E-ELT*2(2010年7月9日投稿記事)などが、威力を発揮する。地球上の大気のゆれによる不鮮明さや誤謬も、計算して除かれるなど、ハイテク望遠鏡でもある。



どう、調べるのだろう?


  • 物理的性質: 惑星の直径、公転周期、恒星からの距離。 ケプラー宇宙天体観測所から。
  • 地球物理的性質: プレートテクトニックス運動、火山活動状況。 低周波数の振動波から。(Videoの分あたり)
  • 惑星大気の化学組成: 惑星大気中の各々気体に特有の、プリズム分光法で回折された光電磁波の吸収線を示すことから、特定できる。Spectroscopy(分光法)*3 (Videoの分あたり)

*1 Garik Israelian 1999年、イスラエリアンは、協同研究によって、スーパーノバ大爆発がBlackHole形成に関与していることを最初に観察した。  
http://www.ted.com/speakers/garik_israelian.html


*2 超巨大地上望遠鏡E-ELT http://www.eso.org/public/teles-instr/e-elt.html


*3 スペクトロスコピー(プリズム分光法)  http://ja.wikipedia.org/wiki/分光法



*   *   *   *   *   *   


これらの探索研究結果から、いくつもの、生命活動を示唆するのではないかという結果を得ている。

*   *   *   *   *   *   


Garik Israelian



2010年7月30日金曜日

地球外惑星の生命の可能性 - 最新報告 Dimitar Sasselov: How we found hundreds of potential Earth-like planets | Video on TED.com

生命現象とは、そもそも何なのか? 

生命とは、偶然なのか?それとも必然だったのだろうか? 

宇宙進化という物理現象の中で、生命現象が、どういう形で可能なのか?

 。 。。 。     。 


宇宙に、生命をもつ仲間を見つけようという探索は、これらの問いになんらかの答えを示すかもしれない。
生命をもつ仲間を発見することは、考えているほど遠い将来でも、それほど低い確率でもないかもしれない。




http://www.ted.com/talks/dimitar_sasselov_how_we_found_hundreds_of_potential_earth_like_planets.html


Sasselov*6のグループは、2009年打ち上げられたケプラー宇宙天体観測所*1から、われわれの住んでいるこの銀河系の狭い一方向を3000光年距離内で観測*2最も生命が宿る確率の高いと考えられている、恒星からの距離が似た、地球サイズの小型惑星が、一番比率的に多いことを確認。最近の数週間の観測で一挙に140個ほど発見、報告されている*5。さらに、数年以内に、かなりの数の生命の宿りうる同じような惑星を発見することが予想されている。          Extremely Exciting! 


*1 ケプラー宇宙天体望遠鏡(探査機)について

 http://ja.wikipedia.org/wiki/ケプラー_(探査機)
 http://kepler.nasa.gov/
 http://www.nasa.gov/multimedia/videogallery/index.html?collection_id=14471&media_id=13854412


*2 ケプラー宇宙天体望遠鏡(探査機)の観測の方法



*3 ケプラーが覗き込んでいる、われらの銀河系における観測範囲
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:LombergA1024.jpg

*4 銀河との重ね合わせでどこか、地上からどの方向を見ているか:白鳥座の方向
http://www.nasa.gov/mission_pages/kepler/multimedia/images/planet_distribution.html

*5 生命の可能性の高い惑星のサイズ と恒星からの距離
http://www.nasa.gov/mission_pages/kepler/multimedia/images/planet_distribution.html

*6 Videoの話し手:Dimitar Sasselovについて
http://www.ted.com/speakers/dimitar_sasselov.html



2010年7月9日金曜日

地球外生命の可能性を探る 超大型可視光線・近赤外線天体望遠鏡



可視光・近赤外線天体望遠鏡。これは、主にヨーロッパとチリがチームとなって、南半球チリ(夜光公害の少なく大気も薄い標高2800M Silla山頂)に2018年目標に建設中。地上最大42Mの巨大鏡と大気のゆれ、ゆがみ修正を計算によって行うため、より精密な観測、より遠距離・宇宙進化史をよりさかのぼる観測が可能になる。

惑星の恒星からの距離、惑星の大きさ、公転周期など物理的特長などを調べることによって、惑星の多様性、恒星系、銀河、宇宙の進化をさぐる。

さらに、惑星の推定温度、大気の化学組成から生命の存在する可能性をさぐれるものだ。

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