科学技術の進歩と創りたい未来社会、住みたい10年後100年後1000年後の日本社会・国際社会・地球生態系を、共に考え、人間的に、科学 的に、政治的に、多様に進化させてゆく方法を模索していきたい。

2010年7月31日土曜日

ある地球人のLove Letter 

他の知的生命体とCommunicateできたら、どんなにすばらしいだろう。


知的生命体ではなくても、ちっぽけな生命が、進化しつつあるのを知ることができるとしたら、どんなにすばらしいだろう。私たちの仲間 - 生命を持つものとして。 。    。       。


どんな生命現象が可能なのだろう? 


どんな方法でCommunicateできるのだろう?


・ ・ ・  ・ ・・ ・     ・


われわれ地球人は、想像力が200%必要になる。


そして、Communicateするために、一挙にわれわれの創造力は全開される。


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実は、それほど遠くない将来、この想像力と創造力は、必要なのである。



宇宙の生命たちが、もう、そこで、私たちが天体望遠鏡で見つけ出すのを待っている。 137億年というものすごく永い宇宙の歴史の中では、数年・数十年とは、もう既に、「その時」。


地球の問題, もちろんわれわれにとっては、ちっぽけではないのだけれど、全力で、現代の科学技術の革命的進化を使い、革新させ、地球の生命と生態系を理解し、その進化を促進させ、宇宙文明の開化に向けて、一歩を踏み出すことは不可能ではない。私たちが、どう、その可能性を使うか、今日を使うか、に、かかっている、ともいえるのでは?


そうすれば、私たち自身の現実に与えられている10年100年200年1000年の一生の中で、他の生命体を見つめ始めることは、不可能ではない。語りかけはじめることは、不可能ではないかもしれない。 


どう、あなたが、あなたの人生を豊かに使うかに、生きるかに、


そして、あなたの子供が、どう、豊かに生きるかに、

かかっている。


*   *   *   *   *   *   


生命発見 ”可能”な各々の惑星から、”本当に発見されそう”な惑星を、どう絞込むかが、大切になってくる。




Dimitar Sasselov(2010年7月30日投稿記事)らが、わが銀河系の中のわが太陽系に近い3000光年くらいの範囲にある恒星系から、惑星を観測して報告している。恒星の明るさの定期的変化を測定することによって、惑星の恒星からの距離、惑星の大きさ、公転周期がわかる。その結果、生命発見 ”可能”な惑星がリストアップされてくる。 


そこから、さらに、”本当に発見されそう”な惑星を絞込むには、それら惑星の火山活動やプレートテクトニックス活動状況を地球物理学的に、惑星の大気を化学的に探索することが必要である。Garik Israelian *1 (宇宙物理学者)が下のVideoに説明している。いくら近いといっても、数千光年となると、ものすごい精密な観測が必要になる。そこで、超巨大地上望遠鏡E-ELT*2(2010年7月9日投稿記事)などが、威力を発揮する。地球上の大気のゆれによる不鮮明さや誤謬も、計算して除かれるなど、ハイテク望遠鏡でもある。



どう、調べるのだろう?


  • 物理的性質: 惑星の直径、公転周期、恒星からの距離。 ケプラー宇宙天体観測所から。
  • 地球物理的性質: プレートテクトニックス運動、火山活動状況。 低周波数の振動波から。(Videoの分あたり)
  • 惑星大気の化学組成: 惑星大気中の各々気体に特有の、プリズム分光法で回折された光電磁波の吸収線を示すことから、特定できる。Spectroscopy(分光法)*3 (Videoの分あたり)

*1 Garik Israelian 1999年、イスラエリアンは、協同研究によって、スーパーノバ大爆発がBlackHole形成に関与していることを最初に観察した。  
http://www.ted.com/speakers/garik_israelian.html


*2 超巨大地上望遠鏡E-ELT http://www.eso.org/public/teles-instr/e-elt.html


*3 スペクトロスコピー(プリズム分光法)  http://ja.wikipedia.org/wiki/分光法



*   *   *   *   *   *   


これらの探索研究結果から、いくつもの、生命活動を示唆するのではないかという結果を得ている。

*   *   *   *   *   *   


Garik Israelian



2010年7月30日金曜日

地球外惑星の生命の可能性 - 最新報告 Dimitar Sasselov: How we found hundreds of potential Earth-like planets | Video on TED.com

生命現象とは、そもそも何なのか? 

生命とは、偶然なのか?それとも必然だったのだろうか? 

宇宙進化という物理現象の中で、生命現象が、どういう形で可能なのか?

 。 。。 。     。 


宇宙に、生命をもつ仲間を見つけようという探索は、これらの問いになんらかの答えを示すかもしれない。
生命をもつ仲間を発見することは、考えているほど遠い将来でも、それほど低い確率でもないかもしれない。




http://www.ted.com/talks/dimitar_sasselov_how_we_found_hundreds_of_potential_earth_like_planets.html


Sasselov*6のグループは、2009年打ち上げられたケプラー宇宙天体観測所*1から、われわれの住んでいるこの銀河系の狭い一方向を3000光年距離内で観測*2最も生命が宿る確率の高いと考えられている、恒星からの距離が似た、地球サイズの小型惑星が、一番比率的に多いことを確認。最近の数週間の観測で一挙に140個ほど発見、報告されている*5。さらに、数年以内に、かなりの数の生命の宿りうる同じような惑星を発見することが予想されている。          Extremely Exciting! 


*1 ケプラー宇宙天体望遠鏡(探査機)について

 http://ja.wikipedia.org/wiki/ケプラー_(探査機)
 http://kepler.nasa.gov/
 http://www.nasa.gov/multimedia/videogallery/index.html?collection_id=14471&media_id=13854412


*2 ケプラー宇宙天体望遠鏡(探査機)の観測の方法



*3 ケプラーが覗き込んでいる、われらの銀河系における観測範囲
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:LombergA1024.jpg

*4 銀河との重ね合わせでどこか、地上からどの方向を見ているか:白鳥座の方向
http://www.nasa.gov/mission_pages/kepler/multimedia/images/planet_distribution.html

*5 生命の可能性の高い惑星のサイズ と恒星からの距離
http://www.nasa.gov/mission_pages/kepler/multimedia/images/planet_distribution.html

*6 Videoの話し手:Dimitar Sasselovについて
http://www.ted.com/speakers/dimitar_sasselov.html



2010年7月9日金曜日

地球外生命の可能性を探る 超大型可視光線・近赤外線天体望遠鏡



可視光・近赤外線天体望遠鏡。これは、主にヨーロッパとチリがチームとなって、南半球チリ(夜光公害の少なく大気も薄い標高2800M Silla山頂)に2018年目標に建設中。地上最大42Mの巨大鏡と大気のゆれ、ゆがみ修正を計算によって行うため、より精密な観測、より遠距離・宇宙進化史をよりさかのぼる観測が可能になる。

惑星の恒星からの距離、惑星の大きさ、公転周期など物理的特長などを調べることによって、惑星の多様性、恒星系、銀河、宇宙の進化をさぐる。

さらに、惑星の推定温度、大気の化学組成から生命の存在する可能性をさぐれるものだ。

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